スイセン(水仙)とノビルの違いわからず食中毒!毒性と見分け方は?【画像あり】

Sponsored Links

長野県伊那市の小学校で水仙(スイセン)集団食中毒が起こりました。

また長野県で発生してしまいました。

長野県では有毒植物による食中毒事故が今年で3件目。

よくわからないものは絶対に食べないようにと注意を呼び掛けていたにも関わらず、もっと徹底した指導をする必要がありますね。

小学2年生10人と女性教師がおう吐を訴え、4人が病院で手当てを受けました。

食中毒の原因は、校庭に生えていた水仙(スイセン)を誤って食べたとのこと。

スイセンは気を付けないといけない有毒性の植物です。

なぜ、スイセンを間違って食べてしまったのでしょうか。

教師の責任問題はどうなるのでしょうか。

食中毒が発生した状況や、スイセンとノビルの違いについて見ていきましょう。

Sponsored Links

水仙(スイセン)食べて食中毒

スイセンを食べた状況はどんな感じだったのでしょうか。

児童と教師は校庭に生えていた植物の球根を電子レンジで温めて食べていたということで、保健所は校庭にノビルと一緒に生えていた有毒植物のスイセンを誤って食べたことによる食中毒と断定しました。

女性教師は深く反省しているとのこと。

次のような謝罪コメントを発表しています。

伊那市教育委員会によりますと、教師は、「去年も校庭のノビルを食べ、問題なかった。食べる前に一つ一つしっかり確認しなかった」と話しているということで「児童や保護者の皆様におわびしたい。指導と管理を徹底したい」としています。

このスイセンとノビルは似て非なるものです。

この辺りについてもう少し調べてみました。

スイセンとノビルの違い

スイセン

image

典型的な球根植物

(1) ニホンスイセン 日本で一般にスイセン(水仙)といえば本種を指す。花期は12~2月。鱗茎は卵球型。葉は帯状でやや厚く粉緑色で、円頭またははなはだ鈍頭となり、幅0.8~1.5cm、長さ20~40cm、包は乾膜質、長さ3~5cm。花は数個ありやや不同長の小梗上につき、白色である。花冠筒部は淡緑色で長さ約2cm、花被裂片は平開し、卵円形または広楕円形で、微凸頭、長さ1.5cm。副花冠は黄色、杯状をなし、径約1cm。

(2)ラッパスイセン 南西ヨーロッパ原産。葉は直立し長さ36cmまでで幅は0.6 ~ 1.3 cm 。花茎は葉とほぼ同長。 1花茎に1花をつけ、副花冠は花被片と同長かそれより長い。花期は3 ~ 4月で、花壇、切り花用として栽培される。ニホンスイセンに対して、大型の花をつける本種などを西洋スイセンと呼ぶこともある

有毒成分

・リコリン
・ガランタミン
・タゼチン
・シュウ酸カルシウム

スイセンを食べると30分以内に、嘔吐、下痢、頭痛の病状が発生します。

毒性は強いです。

今回小学2年生ということで、最悪の事態になってしまう危険性もあるので十分な注意をするべきですね。

ノビル

image

ノビルは、ヒガンバナ科ネギ亜科ネギ属の多年草。一部地域では、ねんびろ、のびろ、ネビルとも呼称される。生のネギのようにひりひりと辛いところから、「ひる」の名が付いた。

地下に球根(鱗茎)を持ち、地上に細い葉を伸ばす。

葉は線形で20 – 30cmのものを数本出す。雑草にまぎれて花茎が伸びてきてはじめて気がつくことが多いが、葉の表面に白く粉を噴くので慣れると見つけやすい。タバコ位の太さにしかならず、小さなタマネギのようである。

wikipedia

毒性と見分け方や安全な食べ方は?

スイセンとニラとノビルはよく間違えられます。

見分け方は、スイセンは匂いはない。

ニラはニラ臭がある。

ノビルはネギのようなにおいがあるとのことです。

また、球根のカタチも違います。
ノビル:丸い
水仙・彼岸花:フラスコみたいな形

必ず長野県の有毒植物情報をお確かめください!

まとめ

確かに、スイセンとノビルは似ているところはあるけど、上記ツイートにあるように注意していれば間違わないで済む範囲かもしれません。

おそらく女性教師は毒性植物の知識がなく採取していたのではないでしょうか。

反省のコメントが「昨年も大丈夫だった」と。

これはダメですよね。

昨年が大丈夫だったから安心していたということですが、昨年も注意はしていなかったけど偶然大丈夫だったのですよね。

今回、大きな事故にならなかったことが不幸中の幸いです。

植物を採取して食べるのであれば、有毒性の知識は必須ではないでしょうか。

子供をおんぶして自転車で転倒事故・・・子供死亡

自転車赤ちゃんおんぶひもで転倒事故の責任は母親か運転手か?どっちが悪いの?

今回の記事はここまでです。
いかがだったでしょうか?

何かしら情報がお役に立てましたら嬉しく思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!

Sponsored Links
Sponsored Links

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする