22日午前8:00(日本時間16:00)ごろ、悲しい事件が起こってしまいました。
ブリュッセル国際空港で2度の爆発。場所は空港1階の出発ロビー。
現段階でテロの理由は自爆テロの可能性が高いとのこと。
映像をみると窓ガラスが大きく破損。さらに天井や壁の一部が落下しています。
爆発の大きさを物語っています。
この爆発によって、少なくとも13人が死亡、35人が負傷した。
しかも、空港だけではなく同時間に地下鉄マールべーク駅でも爆発があり、関連性を調べているとのことです。
テロ対策をするしかない
どうして同じようなことが悲劇が繰り返されるのでしょうか。
テロがなくなることが一番重要なことですが、テロがなくならない以上、各国で対策をするしかありません。
個人ではどうすることもできないので、国レベルでしっかりとした対応が求められます。
私が日本人なので、日本に限って話をすすめますが本来は世界各国が手をとりあってテロ撲滅、テロ対策をしなければ、尊い命が奪われてしまいます。
何とか無駄な命を奪い合うことがないようにしてもらいたいです。
東京、成田、羽田空港のテロ対策は大丈夫?
大規模なテロが日本で起こる可能性はそんなに高くはないとは思います。
それでも、伊勢志摩サミットや東京五輪を控え、今回の事件をみても意識を高めてテロ対策をしなければいけないでしょう。
羽田空港でテロ訓練
不審者が入国すると法務省入国管理局が関係する機関に速やかに連絡をとることになっているため、その時点で税関がカバンに火薬を発見。
しかし、テロリストが旅行客を人質にとる。
通報をうけて、空港テロ対処部隊が取り押さえ、爆発物処理班が火薬を回収するという連携プレーで事態を収拾するというシュミレーションですね
参考TV動画:羽田空港でテロ訓練
ただ、今回のベルギーでおきた自爆テロの場合は、これでは対応できないのではないかと個人的には思ってしまいます。
自爆というのは、人質をとつ行為とはあきらかに危険度のレベルが違うと思うのです。
自爆は自分の命はない中でテロを実行しています。
何を目的としているのかというと自分の命を捨てて、周りの命を奪うこと。
それによって世にメッセージを伝えるという人としての道をハズレた人がする行為です。
それがテロの理由なんですね。
そういった人たちを相手にするわけですから、現状の最新機器なども導入して事前防止に努めるしかありません。
ボディスキャナーの導入
乗客の全身を電波をつかって画像化できる最新機器「ボディースキャナー」が試験導入されていっています。
ボディースキャナーは体のラインも写さず画像化できる優れもの。
現在の金属探知機のゲートを通るものではなくて、人が機器の中に入って3秒間静止。
もし爆発物や刃物などを持っていると画面に映し出されます。
素晴らしいハイテク機器ですね。
2020年までに全国の主要空港に導入するとのことですが、機器に問題がなければ一刻も早く全国すべての空港に導入すべきだと思います。
テロ防止対策の提言
航空テロ対策に詳しい和田大樹氏はこのような提言をしています。
1.差し迫った脅威がある場合には、空港職員、飛行機搭乗者以外のターミナル内へのアクセスを制限する。
2.空港職員、乗務員(操縦士、客室乗務員)への実習(テロ情勢の現状)、訓練(テロ対策)を強化する。
3.外国人の入国と滞在に際して、テロリストの活動が深刻化している国(シリア、イラクなど)への渡航歴がある者などへのビザ発給、入国審査の厳格化を試みる(昨今米国はビザ発給の厳格化を日本にも適応している)。
4.昨今外国人観光客の増加に伴う、民泊施設の監視強化(テロリストのアジト化を防ぐため)。
個人的には1つめ、3つめについては、事前対策としてかなり重要なことだと思います。
もちろん、こういうことを実行すると生きにくくなるので喜んで賛成できることではありません。
ただ、テロがなくならい以上、何かしら対策は避けられないでしょう。
まとめ
22日、日本時間16:00ごろにブリュッセル国際空港で2度の爆発が起こり、たくさんの方の命が奪われました。
悲しい出来事ですね。
個人のチカラではどうすることもできませんが、まずは日本国内でできることをやっていくことが重要なのではないでしょうか。
ご冥福を祈りつつ、日本でしっかりとテロ対策をしていけることを願っております。