3年ぶりの福山雅治主演月9ドラマ「ラブソング」(フジテレビ)の視聴率が悪いスタートから始まり、現在も低迷した状態が続いております。
前作の「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」が低視聴率で終わってしまい、今作は視聴率が期待された福山雅治ドラマだっただけに関係者も信じられない事態となっていると思われます。
なぜ高視聴率が予想されていた月9ラヴソングの視聴率が悪いのか?
低視聴率の原因や理由を福山雅治と藤原さくらにフォーカスして考察してみました。
月9ラブソングとは
まずは月9ラブソングについてのおさらいです。
ラブソングは、第26回フジテレビヤングシナリオ大賞という賞を受賞した倉光泰子のオリジナル脚本のドラマです。
メインキャストは主演が福山雅治、ヒロインに藤原さくらを起用。
福山雅治は吹石一恵との結婚後初のドラマ出演で、「ガリレオ」以来役3年ぶりの主演となっております。
ヒロインの藤原さくらは100人を超えるオーディションから選ばれた、元シンガーソングライターで、演技経験なしでの抜擢ということもあって話題となりました。
ストーリーは、主人公である元プロミュージシャンで臨床心理士の神代広平(福山雅治)と、児童養護施設で育ち、暗い過去を持つ吃音症で人付き合いがうまくいかないヒロインの佐野さくら(藤原さくら)が、心を通わせていくというラブストーリーです。
月9ラヴソングの低視聴率の現状
それでは初回から第4話までの視聴率の経緯から。
初回10.6%
第2話9.1%
第3話9.4%
第4話8.5%
ビデオリサーチ調べ
と初回以外はまさかの1桁台の視聴率で低迷しております。
この数値によって、フジテレビ局内では「このままでは月9史上最低の数字となるかもしれない」という話しもあり、定例会見ではフジ亀山千広社長が、「もっと数字をとってほしかった」とこぼし退任説までささやかれる始末となっているとのこと。
この視聴率がどれほど悪いかというと、前作月9史上最低視聴率とまで言われた「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」の初回視聴率が11.6%だったのに対し、ラブソングが10.6%という数値だったということで、いかにラブソングの視聴率が悪いのかがわかりますね。
フジテレビからすれば、福山雅治なら久々の主演ドラマで話題もあるので、最低でも15%以上は余裕だろうと思っていたかもしれません。
しかしいざフタをあけて見るとこの低視聴率スタート。
ウワサではあまりにもの低視聴率に、制作関係者とは別に営業サイドがある調査会社に視聴率が悪い原因などの分析を緊急以来したとの話しもあるほどです。
かつて月9ドラマと言えばフジテレビの高視聴率の看板でした。
全盛期の1990年代後半から2000年前半においては、ロンバケこと「ロングバケーション」(平均29.6%)、ラブジェネこと「ラブジェネレーション」(平均30.8%)、そして「HERO」(平均34.3%)と、木村拓哉と松たか子コンビで社会現象とまで言われるほどのメガヒットを連発しておりました。
当時は自分もリアルタイムで夢中で見ていた記憶があります。
周りでも1話終わるごとに常に話題の中心になるほど流行っておりました。
キムタクがめちゃめちゃカッコよくて無駄に意識していましたね(笑)
そのころとは時代が違うとはいえ、当時の月9全盛期を知っている者としては現状の月9視聴率には寂しい思いすらします。
月9ラヴソングの視聴率が悪いのはキャストが福山雅治と藤原さくらだから?
さてそれではなぜラブソングはこんなにも低視聴率で苦しんでいるのか?
原因や理由をメインキャストの福山雅治と藤原さくらにフォーカスして考察してみます。
福山雅治
なんと言っても主演の福山雅治の人気がカギになりますよね。
昨年の吹石一恵との電撃婚による「ましゃロス」現象で世間の女性たちにとってはお祝いよりも落胆の方が大きく、これが人気低下を招いていまっているのでは?という声があります。
結婚後の初主演ドラマがラブストーリーということで、主人公に対して恋愛という観点においてどうしても思い入れが薄くなってしまうというのが正直なところなのでしょうか。
タイミングの問題が大きかったようにも思えます。
タイトルが「ラブソング」で、シンガーソングライターの福山雅治の「結婚」をどうしても連想してしまいますよね。
フジテレビとしては、ドラマの設定や脚本よりも福山雅治人気をアテにしてのこのドラマ起用だったでしょうから、それが逆にアダになったともとれます。
藤原さくら
一方でヒロインの藤原さくらが低視聴率の原因か?とも言われております。
藤原さくらはオーディションから選ばれたとなっております。
ただ演技経験が全くないうえに、なんと所属事務所が福山雅治と同じアミューズということで、オーディションそのものが出来レースなのでは?という声もあります。
これでは事務所がゴリ押しで売り出そうとしている感が見え見えですね。
仮にそうでないとしても、経緯がそう取られてもおかしくないので、藤原さくらのことを考えれば、そこには何かしら配慮が必要だったのではないかと思います。
また前述したとおり演技経験がなく、「吃音症患者」をうまく演じられていないという演技力不足への批判も目立ちます。
こうして検証してみると、キャスティングや設定、ドラマが完成するまでの経緯になにかと違和感を感じる視聴者が多いということが、「ラブソング」の低視聴率を招いている原因や理由なのではないかと感じられます。
▶ 藤原(佐野)さくらが歌う500マイルの歌声動画!ラブソングでカバーの評判や感想?
まとめ
福山雅治の3年ぶり主演ドラマにも関わらず低視聴率に苦しんでいるラブソング。
ここまではキャスティングや設定で批判が目立つことは確かです。
ただまだドラマの内容はこれからどう展開していくのか未知数ではあります。
現在の低視聴率をバネにして、今後盛り上がりを見せて、終わってみれば成功だったと言われるドラマに是非していってほしいものです。