パナマ文書とは、どんな文書なのでしょうか。
パナマ文書のことを簡単に解説しておきましょう。
また、パナマ文書のリストにあがっている著名人や企業についても少しだけ触れておきますね。
パナマ文書って何?
パナマ文書とは、パナマにある法律事務所「モサック・フォンセカ」から流出してしまった信じられないほどの内部資料のこと。
モサック・フォンセカの40年間にわたる1100万件以上のデータと言われています。
想像をはるかに超える文書データですね。
データ量でいうと2.6テラバイト(2600ギガバイト)に上る。
タックスヘイブンにある21万以上の団体の情報が記載され、分析の結果、各国の首脳や首脳経験者12人を含む政治家など140人がタックスヘイブンを利用して金融取引などを行っていたという。
しかも絶対に知られてはいかねい内容の文書も含まれているそうで大きな問題になっています。
この中には世界各国の首脳や富裕層が、もしかすると資産隠しのために行っていた金融取引の資料も混じっているのではとも言われています。
こんな重要な資料がなぜ漏れてしまったのでしょうか。
一部では内部リークの可能性が言われているのですが、モサック・フォンセカは「外部からのハッキングで流出した」と説明しています。
リストにあがる富裕層にはこんな人も!
サッカー界のスーパースター、メッシ選手。
映画俳優スターのジャッキー・チェン。
ただ、名前があがっているからといって脱税をしているというわけではありません。
普通に合法的な目的で金融取引をしているぶんには何の問題もないので、おそらく大丈夫かと思いますが、メッシ選手については過去に実際にスペインの税務局から脱税疑惑で告発されているので、今回もかなり疑惑をもたれることになるでしょうね。
すでに4日にメッシは脱税等については否定をしています。
リストにあがる日本人や企業は?
日本人、日本企業では、セコム創業者の飯田亮・戸田寿一両氏がリストにあがっていますが、すでに租税回避を否定しています。
これ以外にも、まだまだ出てくる可能性は高いです。
一部では日本企業は24社あるとも言われていますので今後も目を離せません。
下記、日本企業はネット上で怪しまれている企業です。
正しいかどうかは不明なので、取り扱いにはご注意を。
電通
三菱商事 (安倍総理の兄が取締役でいる会社)
ファーストリテイリング(ユニクロ)
ドワンゴ(ニコニコ動画)
バンダイナムコ
ソニー
シャープ
ホンダ
JAL(税金を得て蘇生してもらい、それをタックスヘイブンへ)
楽天ストラテジー
ソフトバンク グループ (ヤフーなど)
SBI
セコム
みずほFG
三井住友FG
サンライズ
大日本印刷
大和証券
商船三井
ドリームインキュベータ
石油資源開発 オリックス 丸紅
日本紙 双日 日本郵船 三共 東レ パイオニア
三井物産
大宗建設
ドリテック
ジー・モード
トキワ(化粧品)
千代田リース
アーツ証券
山一ファイナンス
KAORI INTERNATIONAL KAWAGUCHI TECHNOLOGY
飯田亮(セコム取締役)
戸田寿一(セコム元取締役)
まとめ
まだ解析途中なので何とも言えないそうですが、少なくとも現時点で下記のことがわかっているとのこと。
・ロシアのプーチン大統領、及び彼に近しい人とオフショア投資家との20億ドル(約2200億円)の取引
・アイスランドのグンロイグソン首相が、秘密裏にオフショア企業を保有している
・FIFA倫理委員会のメンバーが、予想されていた以上に汚職にまみれていた実態
タックスヘイブンに資産を持っているからといって罪に問われることはありません。
今後、資産運用方法やその目的が一番の争点になってくるでしょう。
情報が判明次第、追記していきます。
※4/8追記
キャメロン英首相が、亡父が租税回避地に設けたファンドに自分も投資していたことを認めました。
首相が租税逃れ・・・。もうダメでしょうね。
英ITV放送の取材に答えた。報道によると、英首相夫妻は1997年4月に1万2497ポンド(約190万円)を投資し、首相就任直前の2010年1月に3万1500ポンド(約480万円)で持ち分を売却。配当にかかる税は英国の法律に基づいて支払った。差益は300万円近くに上る計算だが、課税対象になる基準額に満たなかったため、これに対する税は払わずに済んだという。