2016年2月に東京台東区のマンションで41歳の女性が死亡した事件で、同居している高校1年の15歳の長女が、母親である女性の首を絞めて殺害した疑いで警視庁に逮捕されました。
奇しくも母の日である5月8日という日に、高校1年生の娘が母親を殺害して逮捕されるという衝撃的なニュース。
当時まだ中学生だった15歳の少女がなぜ母親を殺害したのか?
今回はその動機や理由について考察してみました。
台東区母親殺害事件の経緯や状況
この事件の殺人容疑で逮捕されたのは東京都台東区のマンションに住む女性(41)の長女で、現在高校1年生の15歳の少女です。
事件は2016年2月27日午後7時ころに、この娘から「母親が息をしていない」という119番通報があったことにより発覚しました。
母親の殺害は26日夜から27日未明に起きたとみられ、女子高生は27日午前からいつも通りに中学校に登校し、帰宅後に自分から119番通報をしたようです。
この女子高校生は両親と3人暮らしで、事件当時父親は仕事で外出しており、自宅マンションには母親と娘しかいなかったということです。
事件発覚から警視庁は、当時の状況が外部からの侵入者の形跡がなかったこと、首に絞められた痕が見つかったことなどから、女子高生が何らかの事情を知っているものとしてマークしていたようですね。
そして逮捕まで至ったのは、マンションに設置された防犯カメラの解析結果により、母親が殺害されたとされる時間帯に女子高生以外の第三者が侵入した可能性がないとしての判断によるものだということです。
司法解剖の結果によると、母親の死因は窒息死だそうで、首にはタオルが巻かれていたという状況でした。
この事件の経緯(時系列)
→26日20時40分頃に父親が母親と電話で話す
→27日7時10分頃に少女が家を出て中学校に登校する
→27日13時30分頃に授業が午前で終了し少女が帰宅する
→27日18時50分頃に少女が警察に通報する
となっております。
台東区母親殺人事件の女子高生はどんな人物?名前や高校は?
今回の事件は未成年による犯行なので名前や顔、高校などは発表されませんが、いったいどんな人物なのでしょうか?
この女子高生を知る人によると、「おとなしそうな感じ」だったそうです。
女子高生は事件発覚直後の警察での取り調べに対して「母親は、朝からずっとソファで寝ていた。夜になっても起きなかったので不審に思って確認したら、息をしていなかった」などと説明し事件への関与は否定していました。
事件の経緯を見ると、仮に犯行を犯していたとするならば、母親を殺してから普通に中学校に通って普通に授業を受けていたということになります。
外からはおとなしそうに見えた女子高生ですが、中身は人を殺して平然と学校に通うという並みの神経ではなかったいうことになりますね。
台東区母親殺人事件の理由や動機は教育方針が原因か?
この事件に関して少女は取り調べに対して説明に不自然な点があり、核心については黙秘を続けているようです。
周囲には母親の教育方針などについて不満を話していたとの話しもあります。
この親子を知る人によると、「母親は教育熱心で、子供は疲れている感じ」との話しで、母親が教育に対してかなりスパルタだった可能性が考えられます。
母親からの厳しい熱心な教育方針によって、女子高生があまりにも息苦しく感じてしまい犯行に及んでしまったのかもしれません。
日ごろからどんなストレスや鬱憤があったのかはわかりませんが、父親がいない状況での犯行なので、前々からタイミングを狙っていたということも考えられます。
もちろん口論の末になどの突発的にという可能性もありえます。
いずれにしろ今回の母親殺害事件の動機や理由は、女子高生の普段からの母親に対する不満が積もり積もっての犯行だという線が高いように感じます。
今後これからの取り調べや供述で理由や動機がハッキリしていくことになるでしょう。
まとめ
15歳の少女が実の母親を殺害するというショッキングな今回の事件。
なぜ殺害するまでに至ってしまったのか。
これからの真相解明とともに、これからの少女の更生に対してはどのような対処がなされていくのか注目したいと思います。
5月10日追記
殺人容疑で逮捕された長女で高校1年の女子生徒(15)が調べに対し、「私はやっていません」などと容疑を否認している
専門家の心理学的分析は・・・
女子高生の性格や父親のコメントは
▶母親殺人事件(台東区)の高校1年長女を逮捕!動機や殺害理由は?
事件全貌について徹底考察。
なぜこんな事件が起こってしまうのか・・・
【台東区】なぜ高校生の娘が母親を殺害したのか徹底考察【事件全貌まとめ】