直木賞受賞した朝井リョウ原作『何者』の映画化が決定しました。
映画化にあたり、豪華キャストが発表され話題になっています。
そんな映画『何者』のキャストやあらすじ、原作者の直木賞作家朝井リョウについてまとめてみました。
映画何者の豪華キャスト陣
まずは豪華キャスト陣のご紹介。
主演
佐藤健
かつて演劇サークルで脚本を書いていた拓人役
共演者
菅田将暉
天真爛漫だが着実に内定に近づいていく光太郎役
有村架純
光太郎の元恋人で、拓人が想いを寄せる瑞月役
二階堂ふみ
「意識高い系」だが結果が出ずに不安を募らせる理香役
岡田将生
就職活動に批判的でありながら焦りを隠せない隆良役
山田孝之
拓人の相談に乗るサークルのOB・サワ先輩役
という豪華なキャスト陣。
出演者達は撮影の前に、実際の企業で就職活動の体験を行ったそうです。
この3月からは来年の採用に向けての就職活動がスタートしたばかり。
就職活動真っただ中の学生には自分事のように感じる作品になるのではないでしょうか。
個人的には山田孝之の存在が作品に大きなアクセントをつけてくれのではないかと期待しております。
映画何者のあらすじは?
今作映画何者のおおまかなあらすじをお伝えします。
今作は22歳の若者5人が就職活動を通して自分が「何者」かを模索する様子を描いた作品。
疑問を抱えながらも、海外ボランティアやサークル活動、SNS、人脈作りなど様々な手段を駆使して就職活動に取り組む。
そんな中で彼らの人間関係に変化が表れる。
やがて内定者が出たことをきっかけに抑えられていた妬みや本音が露になっていく。
というあらすじになっております。
就職活動をとおして変化していく感情をそれぞれ個性豊かな俳優がどう表現していくのか今から楽しみです。
朝井リョウの経歴、プロフィールは?会社名は?
さて、この何者の原作者はどんな経歴やプロフィールの持ち主なのでしょう?
浅井リョウの経歴やプロフィール、エピソードについてまとめてみました。
1989年5月31日生まれ。
岐阜県垂井町出身。
岐阜県立大垣北高等学校、早稲田大学文化構想学部卒業。
高校時代にはバレーボール部に所属、体育祭の団長も務める。
大学在学中に作家デビューしたが、卒業後は就職活動を行って会社員となり、2015年までは兼業作家だった。
会社は映画会社「東宝」。
今作の「何者」は初めて営業の新入社員として仕事をしながら通勤前と帰宅後に執筆した。
2009年に「桐島、部活やめるってよ」で第22回小説すばる新人賞を受賞してデビュー。
2012年には同作が映画化。同じ年に「もういちど生まれる」で第147回直木三十五賞候補。
2013年に「何者」で第148回直木三十五賞を受賞する。
直木賞史上初の平成生まれの受賞者であり、男性受賞者としては最年少となった。
現在26歳という若さですでに実力者作家さんなんですね。
今回の『何者』について朝井リョウは「読者の反応がこれまでの著作と大きく違いました。
共感した、考えさせられた、では収まらない何かを読者が私にぶつけてきてくれた感覚がありました」と語っている。
ご本人にとって特別な作品だということでしょう。
就職活動で考える、自分は何者?
私も経験のある就職活動。
学生生活の終わりとともに、社会へと飛び込むための活動。
この就職活動の時に自分は何者でこれから何をしていきたいんだろう?という思いを初めて持つ人が多いのだと思います。
実際、あなたの長所・短所は?、今まで何をやってきて、何を感じて、何を思ってきた?自分を見つめ直せ!
など、就職活動にあたって、様々な質問やアドバイスがとんできます。
これらの質問やアドバイスによって生まれて初めて自分と向き合う時がくるんですよね。
ここを真剣に考えて就職活動をしないと後々後悔することになります。
どれだけ大手企業だろうとブランドのある企業だろうと、実際に入って働いてみると、人間関係や環境など必ず思い描いていた理想と現実のギャップがでてきます。
そんな時に就職活動で真剣に考えた自分は何者?という問いかけへの答えが自分自身を救ってくれるのだと思います。
まとめ
山田孝之がこの映画にキャスティングされた際、「スターキャスト集まっていてヒット作の匂いがしたので便乗した」という冗談とも本気ともとれないコメント通り、華やかなキャストで彩られた映画『何者』。
直木賞受賞朝井リョウの原作、豪華なキャストという話題性の高い作品だけに、期待が先行してしまいますね。
監督・キャスト、スタッフのみなさまが、期待を裏切らない、期待以上の作品作りをしてくれることを「期待」しています。