三菱自動車燃費不正問題の補償や賠償はいくら?真相や理由は何?

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4月20日に三菱自動車は、軽自動車の燃費を実際より良く見せるため、不正(改ざん)行為を行っていたと発表しました。

以前からたびたび起こっていた三菱自動車の不祥事が、また新たに発覚したということになります。

この燃費不正問題はなぜ起こったのか?

対象車のユーザーによる補償や賠償はどうなるのか?

この燃費不正問題の真相や理由について考察してみました。

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三菱自動車による燃費不正(改ざん)問題の概要

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この燃費不正問題はどこからわかったのか?

今回の燃費不正問題は、

国土交通省へ提出する燃費試験データについて、燃費を実際よりも良く見せるために、走行抵抗値をごまかし、燃費がよく見えるようにしていたというもの。これは、日産が現行モデルを測定したことにより、三菱自動車工業に指摘したことから明らかになったということです。

不正が行われたのは、三菱自が2013年6月から生産・販売している「eKワゴン」「eKスペース」、日産自動車向けに生産している「デイズ」「デイズルークス」。eKワゴンの場合、燃費は1リットルあたり25~30.4キロメートルとされている。しかし、4車種のカタログなどで燃費は実際より5~10%良く示されていた。

という概要になっております。

2016年3月末時点で、三菱自動車は累計で15万7千台を販売しており、日産には計46万8千台を供給しています。

両社はこれらの車種の生産・販売を中止し、海外向けの車についても調査するとのことです。

以前にも同社は、2000年以降に大規模なリコール(回収・無償修理)隠しが発覚しています。

この企業の隠ぺい体質というのはどうにもならないものなのでしょうか?

たびたび消費者を騙すこの企業体質にはあきれるばかりです。

燃費不正によるユーザーに対する賠償や補償はどうなる?

今回燃費不正の対象となる車種は「ekワゴン・ekスペース・デイズ・デイズルークス」の4車種で、対象台数は62万5000台に上ると言われています。

この台数の補償を行おうとしたら、とんでもない金額になることは間違いありません。

実際の燃費の5~10%も誤魔化していたので不正対象車の走行距離×誤魔化されていた燃費、という単純計算でもすごい金額です。

そもそもそれを正確に計算していくという調査も現実的にかなり難しいでしょう。

1台につきに定額の現金補償、ポイント配布、クーポン配布、メンテナンス代割引、などあらゆる形の賠償や補償が考えられます。

仮に1台につき1万円相当の補償があったとして約60億という金額になります。

5千円でも30億ですから、考えるだけでもおそろしい金額ですね。

また消費者だけではなく、提携販売していた日産自動車に対する補償もどうなるのか?

いずれにしろ、消費者と日産自動車、双方に対してかなりの賠償や補償のお金が動くことは間違いありません。

会社の経営が一気に傾くほどの金額にもなりかねませんので、今後の補償内容の対応には注目したいですね。

燃費不正問題の真相や理由は?

4月20日に、この燃費改ざん問題に関して、三菱自動車社長相川哲郎による謝罪会見が開かれました。

社長の発言によると、意図的に不正が行われていたと発表。

社長によると「この不正は知らされていなかった」と釈明。

さすがに会社全体が関わった不正だという可能性は少ないでしょう。

三菱自動車ほどのトップがそのような不正を指示することは考えにくいです。

では誰が不正をしてしまったのか?

謝罪会見に同席した横幕開発本部長は「当時の性能実験部の60代の部長が『私が指示をした』と言っている」と明かしております。

つまり不正を行った部署が性能実験部であり、その当時の60代の部長が不正の発端になった、ということになります。

この発言によって、報道陣から組織的な不正がなかったのか、当時の部長の具体的な指示内容などを問う質問が飛び交いましたが、横幕本部長は「確認中」として、明確な回答をしておりません。

今回の謝罪会見でのマスコミの追及はすざましいものがありましたが、それだけこの不正問題の大きさを物語っているということでしょう。

真相や理由はまだこれからどんどん明らかになってくるでしょうが、おおよそ目標や予算、ノルマによる圧力・プレッシャーも当然考えられます。

そうなると会社組織全体の管理責任も問題になってくるでしょう。

燃費という車を購入する際に非常に大事な要素となる核の部分を誤魔化した今回の問題は、単なる真相や理由解明、購入者への補償だけで済む話しではありません。

日本人が自動車業界に対する不信感を持ってしまったという事実はそう簡単に消せることではないでしょう。

これから三菱自動車はどうやって信頼を取り戻していくのか?

今後の三菱自動車会社全体の動きに日本国民が注目することでしょう。

まとめ

今回燃費不正というあってはならない不祥事が発覚した三菱自動車。

不正が起きた理由の解明、ユーザーへの補償、企業の在り方の見直しなど、三菱自動車にはとてつもなく責任の重い仕事が数多く待っております。

今後の三菱自動車の誠意ある対応を願います。

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今回の記事はここまでです。
いかがだったでしょうか?

何かしら情報がお役に立てましたら嬉しく思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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