アメリカ時期大統領候補選挙で不動産王ドナルド・トランプ氏の共和党の指名獲得が確実となっております。
これまで過激な暴言や発言でメディアを賑わせてきたトランプ氏ですが、いよいよ本当に大統領になる可能性がでてきました。
日本にとってトランプ氏が大統領になるといったいどんな影響があるのか?
数々の過激な暴言や発言の内容などをふまえて考察してみました。
トランプ氏の経歴やプロフィール
トランプとはどんな人物なのか?
名前:ドナルド・ジョン・トランプ
生年月日:1946年6月14日
出身地:アメリカ合衆国ニューヨーク州
出身大学:ペンシルベニア大学ウォートンスクール(不動産学科卒)
職業:実業家・作家
2016年5月時点現在で69歳のトランプ氏。
ニューヨーク州のクイーンズ区で不動産開発を手がける家庭の5人兄弟の1人として生まれ育ちました。
裕福な家庭環境で育ち、フォレスト・ヒルズ地区の学校に通っておりましたが、問題行動が多く軍隊式の私立学校のニューヨーク・ミリタリー・アカデミーに入らされたそうです。
両親は幼いころのトランプ氏の行動には困っていたということでしょうか。
親が不動産を手掛けていて、本人も大学でその道の専門的な勉強をしてきたようで、不動産と深い関わりを子供の頃から持っていたことがわかりますね。
プライベートではこれまで結婚を3度経験。
それぞれの3人との女性との間に子供が5人、孫が4人いるようです。
今後トランプ氏にもしものことがあったときは、遺産相続などすごく揉めそうな気がしますね。
現在公表されている個人資産は5000億と言われておりますが、名義を奥さんや子供にも振り分けているようで、実際には1兆円を超えているのではとも言われております。
額がすご過ぎて、資産のすごさの想像がつかないですね。
トランプが大統領のなると日本への影響はどうなる?
さて、このトランプ氏が大統領になったら日本に対してはどういった影響が予想されるのでしょうか?
これまでのトランプ氏の発言から予想される二つの影響について考察してみました。
日本車の関税を大幅に上げる?
5月6日の中西部ネブラスカ州での演説で自動車の関税に関してのこんな発言をしております。
「日本からの自動車には、ほとんど関税がかかっていない。大量の日本車がアメリカに流れ込んでいる」
これは日本から輸入している自動車にアメリカが2.5%の関税をかけていることについての発言でした。
そしてネブラスカ州で生産されている牛肉の日本への輸出についてトランプ氏は、「日本が牛肉に38%の関税をかけるのであれば、われわれは日本の自動車に対しても38%の関税をかける」と述べています。
こうやって日本から輸入する自動車にかける関税を大幅に引き上げるという独自の主張をしているということです。
それにしても自動車の2.5%から38%って無茶もいいところですよね。
どうしても感情でものを言っているようにしか思えません。
駐留経費が全額負担になる?
もうひとつはアメリカ軍の駐留経費についてです。
トランプ氏は5月4日のアメリカCNNテレビのインタビューで、「日本はアメリカ軍の駐留経費の全額を負担すべきだ」と主張していました。
「応じなければ在日米軍の撤収を検討する」とも述べ、日本が自主防衛のための核武装をすることを容認する考えも否定しなかったようです。
またトランプ氏は海外でのアメリカ軍の展開について、
「アメリカは、ドイツや日本、韓国などを守ってきたが、多くの人はそれすら知らない。アメリカは、彼らを守るために多くの労力や兵器、金をつぎ込んできたが、それに見合ったものが帰ってきていない。もう続けることはできない」
「われわれに十分な敬意を示さなければどうなるか。答えは非常に単純だ。自分たちで自分たちの国を守ることになるということだ」
とも主張しております。
要するにトランプ氏からすれば、俺たちアメリカはお前たち日本を守ってやっているのだから、お前たちがその経費を全額負担するのが当然であり、そしてもし従わないのであれば、もうお前たち日本のことは知らない、自分たちの身は自分たちで守れ、と言いたいのでしょうね。
少々乱暴な言い方にはなりましたが、トランプ氏の発言の中身はおおよそそういうことだと思います。
実際にはどちらもすぐに実現するということはないでしょうが、国のトップの意思となればそういう方向に向かっていって、いずれそうなるということは十分考えられます。
一方で、今は過激な発言をして世間の注目を浴びて人気を得てはいるが、仮に大統領になったら、とたんにバランス感覚発揮して静かになるのでは?という声が多いのも事実です。
トランプ氏の暴言や過激発言の内容は?
トランプ氏と言えば様々な暴言や過激発言が目立つ人物ですが、これまでどんな発言があったのかを一部まとめてみました。
ニューヨークで行った出馬表明の演説での暴言
「(メキシコ人は)米国に麻薬や犯罪を持ち込む」「彼らは婦女暴行犯だ」「私が大統領になれば国境に万里の長城を築く」
民主党の指名候補争いの先頭を走るヒラリー・クリントン氏についての暴言
「わが国の歴史上最悪の国務長官」「彼女は負ける、そして負かすのは私だ」
韓国についての暴言
「サウジアラビアは1日に数十億ドル(数千億円)を稼いでいても、何か問題が発生したら米国の軍隊が解決しないといけない」「韓国もそうだ。彼らは(米国で)数十億ドルを稼いでいく。韓国は狂っている」
などなど例を3つ挙げただけですがどれも本当に過激ですね。
これらは一部に過ぎず、他にもまだまだ暴言や過激な発言があります。
一般常識では組織のトップに立つ人ほど発言には注意しなければなりませんが、このトランプ氏に関して言えばそれは当てはまらないですね。
まとめ
様々な過激発言でアメリカでは人気を博しているドナルド・トランプ氏。
果たして本当に大統領になってしまうのか。
日本にとっての影響はかなり大きなものになりそうなので、今後のアメリカ大統領選挙の行方から目が離せません。