白鳳がオカシイです。
全盛期の強さから少し陰りがみえてきたのか、勝つために手段を選ばないというか、周りが見えなくなってしまっているかもしれません。
少し前から横綱のダメ押しは問題になっていたのですが、また今回も出てしまいました。
ちなみにダメ押しとはこういう意味です。
念押し。止めを刺す。特に、既に結果が見えているようなことに、さらに念押しをしたり、止めを刺したりすること。「駄目押し」と書く。
白鳳vs嘉風の流血戦動画と決定的画像!
2016年3月20日、8日目。
白鳳は嘉風と対戦。
嘉風は懐に入られるとやっかいになるので最初から白鳳は慎重に突き放しをします。
これはまったく問題ないでしょう。
張り手、かち上げと厳しい攻めをみせました。
このときに嘉風の顔面からは流血が。取り組みの激しさがわかります。
相撲で流血になることはありますが、今回の流血はかなりの量になってしまいました。
土俵を去る嘉風。
痛々しいですね。
勝ち名乗りをうける白鳳。
問題はここからです。
白鳳が嘉風を攻めたてて土俵際に追い込みます。
そのまま寄り切りで勝負あり!
のはずだったのですが、そこからまわしに手をかけて嘉風を投げ飛ばしたのです。
足は明らかに土俵を割っています。
決定的画像はこちら!
まず、1枚目。
完全に2人とも土俵から足が出ています。
そのあと、白鳳が嘉風のまわしに手をかけます。
そして嘉風を投げ飛ばしました!
思いっきり押し飛ばしています。
動画は下記リンクからご覧くださいね!
嘉風 VS.白鵬 3月場所 8日目の取組 2016年3月20日
白鵬はこのようなコメントをしています。
「土俵を割っているのが全く見えなかった。まだ足が残っていたから持ち上げてみた」
あくまでもダメ押しではないという主張ですが、自分の足までも土俵を割っている状態からの投げ飛ばしです。
横綱がこの足が出た、出ていないという感覚がわからなかったというのは理解しがたいですね。
毎日ほぼ休むことなく土俵上で過ごし、足に馴染んでいる感覚は一般人とは絶対に違います。
土俵の大きさも身体が熟知しているハズですから。
嘉風も足が出たことで少し力は抜いていたと思います。
4日目の隠岐の海戦では明らかなダメ押しをした白鳳。
今回はダメ押しではないという主張ですが相撲ファンからは批判が殺到しています。
これまでの白鳳のダメ押し動画
白鵬ダメ押し4連発!
こう見てもカッと熱くなると癖でやってしまうことがわかります。
これはダメですね。
井筒親方が負傷
このダメ押しによって、審判部副部長の井筒親方が大きなケガに巻き込まれてしまいました。
嘉風が投げ飛ばされた時に、嘉風の身体がぶつかり救急車で病院に運ばれました。
左大腿骨頚部の骨折。
手術、リハビリ含めて3カ月かかるということです。
後味が悪い相撲にファンもガッカリです。
まとめ
白鳳が強いことは誰しもが認めるところです。
スポーツの世界なので、熱くならないと勝てないこともよくわかります。
元横綱朝青龍関も闘争心の塊で、憎らしいほど強いパフォーマンスで観る人を惹きつけていました。
なので、ある程度エキサイトになることは仕方がないでしょう。
それでも、わきまえるところはわきまえて欲しいし、反省しない限りは何度も同じことが繰り返されるのはないかと思うのです。
勝負があったときに、さらにダメ押しするのは相手に失礼そのものです。
横綱は一番強く堂々とすべきでしょう。
勝つことへのこだわりと、品格を兼ね備えた大横綱として頑張ってもらいたいと思います。