女子サッカー、なでしこの後任監督に高倉麻子氏が最有力候補にあがっています。
ワールドカップ優勝など、華々しい実績を残した名将佐々木則夫監督の退任が決まり、後任監督には新たな大きな期待がかかる中、女子サッカーU-20監督の高倉麻子氏に白羽の矢がたっているようです。
なでしこの監督に決まれば、A代表として初の女性監督となります。
そんな高倉麻子氏の経歴がすご過ぎて良い意味で「ヤバい」と話題に。
高倉麻子氏は現役時代から数々のタイトルを獲得した名プレーヤーで、引退後も指導者として、若い世代の監督を務めるなど実力・実績は申し分ない人物です。
とは言っても、まだ世間一般では高倉麻子氏のことはあまり知られていないと思います。
そんな高倉麻子氏のこれまでの経歴やプロフィール、家族のことなどをまとめてみました。
高倉麻子の経歴やプロフィール
生年月日 1968年4月19日
出身地 福島県福島市
身長 163㎝
職業 サッカー指導者
現在47歳なんですね。
自然に日焼けした健康的な表情がすごく好印象です。
勝手な印象ですが、さばさばとしたアネゴ肌でチームをグイグイ牽引してくれそうなタイプなのかと思っております。
高倉麻子氏のこれまでの現役や指導者歴、また幼少からどのようなサッカー人生を歩んできたのかをご紹介します。
現役時代の主なタイトルや引退後の監督歴
獲得タイトル
Lリーグ(なでしこリーグ)
*最優秀選手賞 (MVP) 2回 : 1992年、1993年
*ベストイレブン 7回 : 1989年、1991年、1992年、1993年、1994年、1997年、1998年
*特別賞 1回 : 1999年
全日本女子サッカー選手権大会
*優勝 4回:1988年、1989年、1994年、1998年
*最優秀選手賞 (MVP) 1回:1988年
獲得タイトルを見ると、現役時代の活躍は飛びぬけた実績なのがわかります!
小学生の時は地元のサッカークラブで男子に混じってプレーしている女子サッカー選手として有名だったそうです。
まだまだサッカー自体が流行っていたスポーツではない当時、女子が男子に混ざってプレーするなんてかなり珍しいことだったでしょうね。
中学生の時には東京都リーグのFCジンナンに所属。
地元から離れて大きな都心のクラブに通うところがなにより実力の証しですね。
その若さで福島から東京までの移動はさぞかし大変だったでしょう。
そんな苦労もいとわない、サッカーへの情熱が良く伝わってきます。
その後、地元福島成蹊女子高(現福島成蹊高等学校)に通い、福島県立福島工業高等学校で練習をしていたそうです。
こう見ると小中高と、どの世代でも常に高いレベルの場所に身を置いて練習をしていたことがわかりますね!
実力もそうですが、なによりも強い向上心があってこそなせることでしょう。
幼少期からの行動力が素晴らしいです。
世代ごとに積んだ経験がそのまま経験値として後々まで生かされていることがよくわかります。
両親や周りの関わる人たちの理解もあったのでしょうね。
その後大学を経て、読売サッカークラブ・ベレーザ(現日テレベレーザ)に入団。
ベレーザでは、あのレジェンド澤穂希ともプレーをしていたこともありました。
リーグでの活躍は上記の獲得タイトル通り、リーグ優勝やMVPなど、常に中心選手として大活躍していたことがわかりますね。
代表歴
1983年 15歳で日本女子代表初選出
1984年 イタリア戦(中華人民共和国西安)で代表デビュー
1986年 イタリア戦(イタリア・イェーゾロ)で代表初ゴール
1990年 北京アジア大会 銀メダル
1991年 第1回FIFA女子世界選手権 中国大会 出場
1994年 広島アジア大会 銀メダル
1995年 第2回FIFA女子世界選手権 スウェーデン大会 ベスト8
1996年 アトランタオリンピック 女子サッカー競技 出場
国際Aマッチ79試合出場・29得点
リーグでの活躍と同時に代表でも順調なキャリアをふんで、79試合もの国際Aマッチを経験しています。
指導歴
1994年 – 1999年 ヴェルディサッカースクール
2006年 – 豊島園ママさんサッカースクール
2007年 – フットボールコミュニティサッカースクール
2007年 – 埼玉フットボールスクール
2007年 – JFAナショナルコーチングスタッフ
2007年 – 2008年 ナショナルトレセン コーチ [女子担当] 全体
2008年 – U-13日本女子選抜 監督
2008年 – なでしこチャレンジプロジェクト 監督・コーチ
2009年 – ナショナルトレセン コーチ [女子担当] 関東
2009年 – JFAエリートプログラム [女子] 監督
2009年 – U-14日本女子選抜 監督
2009年 – U-16日本女子代表 コーチ
2009年 – なでしこチャレンジプロジェクト コーチ
2013年〜2014 – U-16日本女子代表 監督
2014年〜 – U-18日本女子代表 監督
現役時代の活躍もさることながら、指導者としても20年以上の経験を積んでいるベテランです。
2014 FIFA U-17女子ワールドカップでは見事に優勝も飾っております。
各年代の代表監督も務めていますし、現役時代、監督歴とこれだけの実績を見るとA代表はこの人しかいないと思わせるほど素晴らしく、本当に良い意味の「ヤバい」経歴ですね。
高倉麻子氏の旦那や子供は?
さて現役の活躍は十分わかりましたが、気になる家族は?
旦那さんはサッカー指導者で、元柏レイソルゼネラルマネージャーでBAMBOO8代表取締役の竹本一彦氏。
高倉麻子氏とは読売ベレーザ時代に知り合い結婚したようです。
この読売ベレーザでは監督として11年間チームを牽引し、数々の実績を残しております。
その他、Jリーグ監督や強化部長、ゼネラルマネジャーなども務めています。
とっても優秀な指導者なのですね。
高倉麻子氏はサッカー人生において、夫の竹本氏に相当良い影響を受けてきたことでしょう。
こんなサッカーに優秀な二人の間に生まれた子供はいるのか?
子供については情報が一切ありませので、おそらくいないのではと思われます。
子供がいたらスゴイ活躍をしていたかもしれませんね!
まとめ
2011年ワールドカップ優勝以来、常に日本国民から大きな注目を集める女子サッカーのなでしこ。
日本の期待を背負い、大役を任されるであろう高倉麻子氏には、これまでのなでしこが積んできた経験に新しいエッセンスやスパイスを加えて再び常勝軍団を作り上げていってほしいものです。
3年後にはフランスW杯、4年後には東京オリンピックと、先には大きな目標を見据えています。
なでしこ初の女性監督として是非頑張っていただきたいです。
今後の高倉麻子氏となでしこジャパンには、日本全国を盛り上げるような大活躍を期待したいですね。