読書を趣味にすると人生をより豊かなものにしてくれると思います。
本の種類にもいろいろあり、自分の趣味思考に合わせて、新書や自己啓発、ミステリー、ドキュメンタリー、自叙伝や純文学などさまざまなジャンルの本を読む機会が与えられますね。
本を趣味にして人生をより楽しみましょう。
ここでは、30代OLにおすすめの本を紹介していきます!
やらなくてもいい、できなくてもいい。 四角大輔
絢香、Superfly、CHEMISTRY、平井堅などを担当し、2009年の女性アーティスト年間アルバム売上「1位&2位」を獲得。
CD売り上げ累計「2000万枚」突破し、数々の記録を残したサラリーマン・プロデューサーが書いた本です。
音楽がヒットするまでの裏側や、もともと赤面症、人間不信、最低評価の営業マンだった筆者が、「やらないこと」で結果を出すという、まったく新しい仕事術を提案してくれます。
競争社会の中で疲れきった心を解してくれるような本です。
周りがどうではなく自分自身に目を向けて自分をプロデュースする方法が書かれています。
自分らしい人生を歩むために必要なことが沢山書かれて参考になる本です。
告白 湊かなえ
先日、山本周五郎賞を押切もえとの僅差で勝ち取った、いま大人気の湊かなえさんの代表作です。
そして、デビュー作でもあります。
「イヤミス」の女王とも呼ばれ、嫌な気持ちになるミステリーを書く女性として注目されていますが、とにかく読み出したら止まりません。
目を背けたくなるような人間の嫌な部分が沢山描かれていますが、先が気になるのと、怖いもの見たさであっという間に読んでしまいます。
女性なら誰もが一度は抱いたことがあるようなドロドロとした感情がうずめきあっている様子を見事に描ききっているので、特に女性は読むとハマる一冊だと思います。
自分自身の倫理観を問われるようなとても考えさせられる作品となっています。
雪国 川端康成
いわずと知れた名作です。
ノーベル文学賞を受賞した川端康成の代表作品。
とにかく描写が美しいです。
この人は、本当に女性が好きで、尊敬していて、愛しているのだなぁと感じさせるほど、女性自身が気づいていないような、女性らしさから生まれる美しさに気づかされます。
悲劇的なラストシーンは読んだ後、頭から離れなくなり、もう一度はじめから読み返したくなるような作品です。
まだ読んだことのない人は、ぜひ一度目を通して欲しいと思う一冊です。
センセイの鞄 川上弘美
芥川賞作家の川上弘美さんが、30歳も年の離れた男女の恋愛模様を描いた、15万部超のベストセラー小説です。
30歳も年の離れた男女の恋愛などなかなか成立しなさそうに思えますが、その年の差を逆手にとり、変ないやらしさがなく、行きつけの居酒屋で、美味しいお酒と料理を前に仲を深めていくという静かで情緒深い恋愛模様になっています。
まさに、大人だからできる恋愛です。
静かな中にも、主人公女性の揺れ動く感情が描かれていて、読んでいると、その世界に引き込まれ読んでいるこちらまで気持ちが揺れてきます。
同世代の男性からのアプローチを受けたり、喧嘩をしたりなど、紆余曲折を経て紡がれる2人の物語はとても読みごたえがあり温かい気持ちにさせてくれます。
ねむり 村上春樹
私は実は村上春樹が少し苦手だったりするのですが、この小説だけはとてもお気に入りだったりします。
村上春樹作品の中の隠れた名書といえると思います。
話し自体も長くないので、村上春樹をはじめて読む人や、苦手意識のある人にオススメの作品です。
作品からとても強い作者の情熱を感じて、それを背景に読んでいるとどんどんと本の世界の中に引き込まれます。
本人も、とても熱心に書き上げたというこの作品。
村上ワールド炸裂で、独特のラストを迎えるのですが、なぜかまた読みたくなる本です。
17日間眠らずにいる主婦のお話です。
まとめ
本を読むことを趣味としていると、あっという間に時間が過ぎるという感覚に陥ることがありますね。
そんな時は、完全に本の世界に憑依した状態で、どっぷりとその世界に浸かっていることになります。
本を趣味に持つと、現実とは違った世界で自由な発想の中をかけめぐることができます。
きっとそれは脳にもいいはず。
良い頭のリフレッシュになっていると思います。
本を趣味の一つにして、より自分の世界を広げて楽しみたいものです。