読書が趣味のわたしが選ぶおすすめの本を紹介したいと思います。
読書が趣味の人も、趣味がなくて探している人にも参考にしてもらえればと思います。
趣味があると、人生が彩ります。
読書を趣味のひとつとして毎日を楽しんでみてはいかがでしょうか。
読書おススメ①「ユダヤ人大富豪の教え」本田健
20代のうちに読んでおくことをおすすめしたい一冊です。
自己啓発本のひとつに含まれると思いますが、筆者がユダヤ人大富豪に成功の秘訣を聞くという内容なのでとても読みやすくサクサク読み進められます。
私はこの本を就職活動の時期に読みました。
お金にガツガツするのはみっともないなと当時考えていたのですが、お金に対しての考え方を根底から変えてくれ、ポジティブに自分の人生を歩んでいく上での心構えを教えてくれました。
とても為になる本だと思います。
幸せなお金持ちになりたい人や成功したい人へ向けて書かれていますが、それ以外でも、自分の将来を決めていく上でとても参考になる名書だと思います。
20代の早いうちに、ぜひ一度目を通してもらいたい一冊です。
読書おススメ②「重力ピエロ」伊坂幸太郎
普段本を読まない人には、ぜひ伊坂幸太郎の本をおすすめします。
「小説まだまだいけるじゃん」という帯がつけられ、発売当初とても話題になったこの本は、純文学とミステリーが融合された人間ドラマになっています。
伊坂幸太郎は、「本屋大賞」の常連であり、読み始めるとやめられない面白さと、文章の美しさや、背景に込められた道徳観が読んでいて読者の正義感を満たしてくれて、スカッとする内容となっています。
連続放火事件の犯人を、兄弟が突き詰めるというシリアスな内容ですが、そこで語られる人間模様がとても面白いです。
重力ピエロを読んで面白いと思った人には、他の伊坂幸太郎作品もぜひ読んでもらいたいです。
読書おススメ③「坊ちゃん」夏目漱石
紙幣にもなった、日本の大文豪夏目漱石。
そう聞くとなんだかとても敷居が高いように思いますが、この「坊ちゃん」に描かれている内容は今でも共感できるものや、笑える要素が多く、ストーリー自体も短めなので読みやすいと思います。
私はこれを読むまでは、夏目漱石とは、とても難しい文章を書く人だと思っていましたが、とても毒舌でユーモアがあり、今で言えば芸人の有吉弘行みたいな人だなという印象を受けました。
その皮肉や毒舌度合いにはあっぱれです。
今年は夏目漱石没後100年という記念の年でもあります。
まだ読んだことのない人は、ぜひ読んでみることをおすすめする一冊です。
読書おススメ④「人のセックスを笑うな」山崎ナオコーラ
とてもインパクトの強いタイトルですが、18禁になるような内容ではなく、美大学生と年上女性との恋愛模様を描いたラブストーリーです。
芥川賞受賞者を多く輩出している大型の新人賞文藝賞を受賞した名作です。
永作博美と松山ケンイチで映画化もされ話題となりました。
山崎ナオコーラさんはとにかく文章が美しいです。
この作品の最初の2ページだけでも読んでみてください。
美しい詩的な表現で朝の様子を描いています。
美しい文章に思わずうっとりしてしまう作品です。
ストーリーも映画化されただけあり、とても面白く、特に主人公ユリは、女性なら誰もが憧れるだろうキュートさと奔放さを持ち合わせた魅力的な人物です。
読書おススメ⑤「憤死」綿矢りさ
史上最年少で芥川賞を受賞した綿矢りささんの短編集です。
短編なので、ひとつひとつの物語が短く読みやすいです。
また、収録された作品はそれぞれ系統が別々で、同じ人が書いたとは思えないほどバラエティに富んでいます。
私は、最後に収録された「人生ゲーム」という作品がとても印象に残りました。
多分ずっと心に残り続ける作品になると思います。
この作品集の中からひとつでも、自分に合った作品と出会えるかもしれません。
まとめ
活字を読むのは、漫画を読むのと比べて少し気概がいると思います。
しかし、その分、本の内容が面白ければ、その敷居もあっという間に飛び越えて本の中の世界に圧倒されます。
良い作品や、自分に合った作品を見つけることができると、自分の幅も広がり、人生経験が増す感覚を味わうことができます。
本が趣味な人も、本が趣味でない人も、今回紹介した本の1冊でも、手にとってパラパラとめくってみてもらえると嬉しいです。