初夏になり、おいしい野菜を家庭菜園でと考えている方は多いですよね。
貸し農園での家庭菜園は夢ですが、マンションやアパートのベランダで家庭菜園をと思われる方もいると思います。
そうした方のために家庭菜園の魅力と何を作るのかに苦労した私の体験を紹介します。
家庭菜園での遊びでさらに楽しくなる「野菜顔」の作り方も紹介しますので、「ベランダ家庭菜園ライフ」をお楽しみください。
ベランダでの家庭菜園の魅力
家庭菜園の魅力は何といっても、野菜を「育てる」「収穫する」「食べる」楽しみです。
そうした野菜は自分好みであり、農薬なども使わないので、安心・安全です。
自分の好きな野菜を育てるのは子供の成長と同じで、無事に大きくなり、実をつけてほしいと思う心は「癒し」になります。
そうして育てた野菜はかなりふぞろいですが、自分で育てたものを収穫するのは自分が「農園主」になった気分です。
それらをサラダやみそ汁の具にして食べると、こんなにも「野菜はおいしい」ものなのかと感じます。
自分で育てた味は格別です。
ベランダで育てる野菜の選択
家庭菜園での野菜を育てる魅力はわかりましたが、ベランダという狭い空間で何を育てたらよいのでしょう。
私が最初におすすめするのはミニトマトです。
幼いころに取り立ての「トマト」をもぎって、丸かじりすると、今スーパーで買うトマトとは比べ物にならない美味しさだったことを思い出します。
大きなトマトはベランダでは育てにくいし、何よりもミニトマトは育てるのが簡単です。
赤いサラダのいろどりになるミニトマトは幼いころの思い出もよみがえります。
レタスなどの葉物もぜひ育ててみたいもので、簡単に育てられます。
絹さやは種から苗を育て、収穫すると本当に育てた感が感じられます。
モロヘイヤは脇芽が次々と出てくるので、何度も収穫でき、長く食べられます。
そのほかにはオオバが薬味にもなるのでおすすめです。
ここで紹介したもののほかにも野菜の種類はいろいろありますが、育てやすさやベランダの広さなどを考えて、3-5種類程度にしましょう。
ベランダで野菜を育てるプランターの選択
ベランダで育てる野菜を決めたら、その野菜を育てる容器を決める必要があります。
容器としては発泡スチロールの箱が軽くて便利ですが、適当な大きさのプランターを選びましょう。
野菜をおいしく、しっかりと育てるためには、大きくて深さのあるものを用意します。
プランターの材質には素焼きの焼き物とプラスチックのものがありますが、ベランダに置くには軽いプラスチックのものがおすすめです。
プランターは水はけのよい、底に穴の開いたものを選びましょう。
形は長方形のものが多いですが、丸い形のものも入れて、野菜ごとに変えるなどの変化を楽しみましょう。
ベランダで育てるミニトマトの刺し芽とは?
ベランダでのミニトマトでそれなりの数の収穫をするためには数本の苗を購入するのが普通だと思います。
私がミニトマトをベランダで育てていた時に、余分な脇芽をプランターの中に捨てていました。
それが数日後に根付いていました。
そのまま育てると、その脇芽にも花が咲き、実がなりました。
家庭菜園に詳しい農家の人にたずねるとそれは常識とのこと。
ネットで調べてみても、ミニトマトの「刺し芽」は有効だとありました。
ミニトマトは次々と育てる中で、脇芽は次々と出てくるので、次々と刺し芽すると、秋に入るころまで、たくさんミニトマトが収穫できます。
こうしたことから仲間でいろいろな種類のミニトマトの苗を購入して、それぞれで脇芽から刺し芽で苗を作ると、多くの種類のミニトマトの収穫が楽しめます。
苗の購入費用を安価に抑えるのに有効なので、ぜひお試しください。
ベランダで育てた野菜で作る野菜顔とは?
ベランダで育てた野菜を収穫して、食べるのは誰でも普通におこなうことです。
私が育てた野菜を収穫した時に、楽しんでいるのは、たくさん収穫したミニトマトを楕円形に並べて、その中にミニトマトを目にして、トウガラシで鼻と口を作り、「福笑い」のようにしています。
その時々に収穫できる野菜の数や種類も変化するので、作れる野菜顔もいろいろと工夫できます。
顔の形だけでなく、犬や猫になどにしてみると、さらに多くのバリエーションが楽しめます。
その野菜顔などを写真に撮り、ブログやfacebookに掲載し、知人に見せて、喜んでもらっています。
野菜顔にしたものはその後においしく食べると、ベランダ野菜の栽培が一段と楽しくなること請け合いです。
まとめ
ベランダで野菜を作るのは、何をどのように作り、どう育てて、食べるのかが楽しみで心の癒しになると思います。
ミニトマトの苗の購入費用を節約し、仲間でお互いの「刺し芽」を交換すれば楽しみも倍増いたします。
収穫した野菜で野菜顔を作ると、食べる以外の楽しみも増えて、多くの皆さんとの交流もできます。
皆さんもこうしたベランダでの家庭菜園ライフを楽しみましょう。