キュウリは野菜サラダ、ぬか漬けなどのお漬物、そのほかにも食べる野菜として欠かせないものです。
ホームセンターで簡単に苗が手に入り、誰でも簡単に栽培を始められます。
しかし丈夫に育てて、おいしいキュウリをたくさん採るのには苦労していると思います。
私は昨年からも家庭菜園のプランターの中でキュウリを育てており、どんなふうに親ヅルを育てるのかについて私の現状の体験を紹介します。
キュウリの苗の選び方と植え付け時期
ホームセンターでキュウリを購入する際にどんな苗を選ぶのかに苦労します。
私は近所に野菜苗を育てているお店の方と知り合いになりました。
ここではその苗を育てているおじさんに自分の庭の植える場所やプランターの大きさなどを伝えて、おすすめの苗を購入しています。
やはり見た目のしっかりとしたものを選んでもらえます。
植え付け時期は関東地方では4月末から5月初旬に植えるのが良いようです。
5月の中ごろまでは問題がないとおじさんから教えてもらいました。
ホームセンターでもこうした指導をしてくれる方がいると思いますので、しっかりとアドバイスを受け、その後も困ったときに相談するのが良いと思います。
キュウリの支柱の設置時期
キュウリの支柱はホームセンターから苗を購入し、プランターに定植した時から必要です。
キュウリは成長が早く、すぐにツルが伸びてきますので、このツルを支柱に巻き付けるようにします。
キュウリはたくさん小ヅルが出てきて、風に倒されやすくなり、重くなりますので、親ヅルが5から6節出た時点で設置するのがよいでしょう。
キュウリはとても水分が必要で、2m以上の高さでは水の吸収が悪くなるといわれているので、2mから2.5m程度の支柱を設置するのが良いと私は考えています。
キュウリの支柱の選び方
野菜の支柱はホームセンターなどでプラスチックを成形したものや金属製のものが売られています。
私もかつてはこれを利用していました。
ツル性の野菜には支柱とネットなどがセットでありますが、これは少し値段がはります。
私はこの形になるように竹を格子状に組み立てた支柱をプランターの後部に立てて、そこにネットを張っています。
こうした固定方法を採用すると、風にも倒れにくい支柱になり、ほかのミニトマトなど野菜の支柱も兼ねられて、これが便利だと思います。
竹などが手に入らない場合には市販品を利用するのが一番です。
キュウリの整枝と親ヅルの育て方
キュウリはたくさんの子ヅルが出てきて、どんどん上に成長してゆきますが、そのままではそれなりの大きさのキュウリを収穫するためには、これらを適切な大きさする必要があります。
家庭菜園の先輩に聞くと、親ヅルの5-6節までの子ヅルは取り除いて、脇にはわせないようにしたほうが良いとのことでした。
脇に出た子ヅルは1-2節だけを残し、先端は摘心すると、その子ヅルに適当な実をつけます。
こうした親ヅルを作るのが整枝で、この成否がキュウリをたくさん収穫できるのかを分かれ目になります。
この点は知り合いの家庭菜園の先輩やホームセンターの指導の方のアドバイスをしっかり受けましょう。
キュウリの収穫サイズ
どんな野菜でも大きく育てて、収穫したいものですが、あまり大きくすると次の収穫にも影響してきます。
そのために最初の1,2本は15cmくらいの小さなうちに収穫しましょう。
その後は18cmから20cm程度の大きさでどんどん収穫するのが良いようです。
キュウリは1日に3cmくらい伸びるので、それを見逃すと、大きなヘチマのようになり、味は悪くなります。
毎日の収穫を楽しみに見回り、適度な大きさのキュウリを収穫して、食卓に新鮮なキュウリを載せるのがおすすめです。
▶ミニトマト支柱の立て方と長さは?初心者プランター栽培のコツ!
キュウリへの施肥と追肥
どんな野菜でもきちんと植え付け時の施肥と成長時の追肥が必要です。
キュウリは植え付け前に苦土石灰で土壌の酸度を改善します。
これは植え付けの二週間前までにすませます。
その後に完熟牛ふん堆肥を土に混ぜ込みます。
これは植え付けの一週間前が良いようです。
実をとるようになったら、液体肥料を500倍に薄めたものを水代わりに1週間に一回程度やるのが、地力を維持するためにやりましょう。
私は安価に手に入る完熟鶏ふんを牛ふん代わりに使っており、追肥もこれをキュウリの根元に与えて、水を撒いています。
まとめ
キュウリの育て方を家庭菜園の先輩やホームセンターの指導者のアドバイスも踏まええて解説いたしました。
近所の方の知恵をいただけば人間関係も広がり、お互いに育てている家庭菜園の収穫物を交換するのもよいと思います。
皆さんもこうしたキュウリの栽培を楽しみましょう。