先日、日本アカデミー賞の発表がなされました。
メジャーな作品が並ぶ中で、「百円の恋」に主演した安藤サクラさんが主演女優賞を受賞されました。
吉永小百合や綾瀬はるかをおさえての受賞。
今回の受賞で彼女の存在を知った方も多かったのではないでしょうか。
実は私は、この「百円の恋」が昨年の邦画の中で一番良かったという口コミをきいて以前に見ていました。
なので、今回の受賞にも納得でした。
安藤サクラってどんな女優なのでしょうか?
両親はなんと・・・ 旦那さんも・・・
受賞した「百円の恋」のあらすじと演技力の感想
この映画は、「第一回松田優作賞」グランプリ脚本を映画化したものです。
今回のアカデミー賞で「海街diary」が多くの部門を総なめする中で、脚本賞はこの映画が受賞しました。
それだけ、今回この映画の脚本が良かったと言えると思います。
あらすじは、32歳になっても実家で引きこもり生活をしていた主人公が、家を出ることになり、よく通っていた百円ショップで働きながら、様々な苦労を体験し、そんな中で惹かれたボクサーの男性と恋仲になるも別れて、それらの鬱憤を自身もボクシングを始めて晴らしていくというストーリーでした。
メジャーな映画で見られるような華やかさはなく、低予算で短い期間に撮られたと思われる作品でしたが、役者さんたちの劇中に観客を引き込む演技がひかり、見ていると時間を忘れて映画の世界に没頭していました。
劇中で見せた肉体改造
この映画の中で印象的だったのは、怠惰な生活を送っていた主人公は、はじめぽっちゃり体型で、髪の毛もロングのボサボサだったのが、ボクシングを始める中で、どんどんスリムになって、筋肉質な体へと変わっていったことでした。
途中からは髪型もかえ、すっかり外見が別人となった主人公が、ボクシングで打たれまくり血だらけになるシーンも体を張っていて見物でした。
この肉体改造をわずか2週間の撮影期間の中でこなしたというのを後で知り大変驚きました。
普通ではとてもできることじゃないと思います。
凄まじいプロ意識の持ち主なんだなと思いました。
安藤サクラは2世芸能人?両親は?
安藤サクラの父親は俳優で映画監督の奥田瑛二です。
そして、母親はエッセイストの安藤和津、姉は映画監督の安藤桃子という芸能一家です。
まさか、あの奥田瑛二の娘さんだとは思いませんでした。
テレビのドキュメンタリーなので、奥田瑛二が映画への情熱を語ったりするシーンを見たことがあったので、今回劇中で見せた安藤サクラのプロ意識はそこから来ているのだなぁっと妙に納得しました。
結婚は?旦那も2世俳優?
安藤サクラは結婚しています。
お相手は、柄本明の長男柄本祐です。
幼い頃から2世であることがコンプレックスで、一時期夢であった女優を封印した過去があるという安藤サクラ。
そういった苦悩も同じ2世芸能人であり、映画にも精通しているであろう柄本祐と意気投合し夫婦になったのにもどこか頷ける気がします。
30歳になる安藤サクラですが、この度の受賞で注目され人気が出たとして、すでに結婚しているということで残念がる男性陣も出てくるかもしれません。
しかし、お似合いのカップルだなと思います。
今後も夫婦揃っての共演や、お互いが刺激しあって良い作品を残して欲しいなと思います。
100円の恋 安藤サクラ まとめ
今回のアカデミー賞主演女優賞受賞を受けて安藤サクラはまさか自分が取るとは思わなかったと驚きのリアクションをしていました。
それもそのはず、今回選ばれた作品は大してメジャーではなくクチコミで評判が広がり上映本数が増えていった作品だったからです。
そんな隠れた名作に今回スポットが当たり、見事そこでの演技が評価されての受賞は日本の映画界の未来を明るくする嬉しい結果であると思います。
「百円の恋」をまだ見ていない人はぜひ見て欲しいと思います。
そうして、今後期待の女優安藤サクラの渾身の演技に魅了されて欲しいです。