人口知能(AI)は危険か?Tayの酷いツイート内容は?

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私は最近話題になった人工知能が韓国の世界二位の囲碁棋士に圧勝との話題に、とても驚き、そして感動しました。

今から約20年前に私は「人工知能(AI)」の開発を担当する現場にいて、とても使えないと感じていました。

こうした人工知能の現状と私の思いを解説します。

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Tayがひどい発言。ツイート内容

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Tayとは、Microsoftが開発したオンラインボットのこと。

ユーザーが話しかけた内容に対して意味のある返事をします。

Tayは一応18歳〜24歳として設定されているのですが、ユーザーの好みにあわせてカスタマイズできる仕組みになっているのです。

それを利用して誰かがTayに人種差別、暴力発言を教えてしまい、下記のような発言をするようになってしまいました。

クソフェミニストは大嫌い。やつらは地獄の業火に焼かれて死んでしまえばいいわ

ヒトラーは正しかった。ユダヤ人が大嫌い

人工知能 お尻と勘違いした「Siri」とは?

「Siri」とは「Speech Interpretaition and Recognition Interface(発話解析・認識インターフェイス)」ですが、何のことかわかりません。

私は単純にお尻の「しり」と考えてしまいました。 笑

これがiOs向けの秘書機能アプリケーションソフトウェアといわれても、柔らかいお尻ならばおさわりしたいのはオジサン趣味なのでしょう!

このSiriの開発をしていたSiri社はお尻の形に似ているアップルマークのアップル社に2010年に買収されました。

人工知能 将棋の米長さんに勝ちました!

人工知能の可能性を感じたのは、米長さんに勝った時です。

米長さんは記憶に頼っての大学入試よりも、いろいろ将棋のいろいろな局面に対応できる棋士の方が優れていると考えていたはずです。

それぐらい将棋の世界は奥深い。

将棋ソフトの詳しい機能は理解できないところもありますが、とにかくいろいろな棋譜を記憶させたそうです。

この記憶させた量が、人間の柔軟な対応に勝ったということになります。

しかし、これよりも複雑な囲碁では当分無理だろうといわれていました。

人工知能アルファゴ 世界二位の囲碁棋士に快勝!

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将棋の米長さんに勝って5年以内で、Google DeepMindの開発した人工知能の囲碁ソフト「AlphaGo(アルファゴ)」が韓国のプロ棋士でイ・セドル氏に4勝1敗で勝ちました。

これには世界が驚きを隠せませんでした。

このソフトには囲碁のルールも組み込まれずに、過去の棋譜をニューラルネットに入力する「教師あり学習」と囲碁AI同士を対局させ鍛える「強化学習」だけで、世界最高といわれるプロ棋士までに成長させています。

この囲碁の対戦でアルファ碁は勝った第二戦でも悪手を打ちながらも、このAIソフトの開発者や観戦していた周りの人が理解できないところがありました。

負けた第4戦ではその悪手が続いたようです。

このあたりが人工知能の限界かもしれません。

人工知能 ディープラーニングが保育士でその基はビッグデータ!

AlphaGoはこのソフトの確立に3000万局もの対決をしたといわれている。

1000人の棋士が毎日対局したとしても、年間20万局なのでこの15年間分もの対局を果たしたことになります。

それらの対局で得られたたくさんのデータ、これはビッグデータと呼ばれています。

データを繰り返し学習する保育で、AlphaGoは強化されました。

限りなくたくさんのデータを繰り返しで集められて、よりよい人工知能の栄養剤が得られます。

自動運転自動車の開発でも多くの自動車の動きをたくさんデータ入力して、完成されつつあるようです。

これらのビッグデータの中にある規則性を認識するアルゴリズムという考え方が存在しているようですが、私はその中身がわかりません。

研究者の中でもやはりそこが「ブラックボックス」になっています。

人工知能は人間の仕事を奪うのか?!

人工知能のすごい能力は多くの人間たちの仕事を奪うといわれています。

あのホーキング博士は2015年に開催された学会で、今後100年以内に人工知能が人間を超えると警告しています。

私はこの予告が当たらないようにと思います。

しかし人工知能と人間がうまく協力して進めるべきとの考え方には賛成します。

いずれにしても、ホーキング博士の懸念を取り除くような仕組みは今から準備しておく必要があります。

多くの人間のルーチン的な仕事は人工知能に置き換わるかもしれませんが、それを超える人間のデリケートな感覚を要する仕事では負けないようにしたいものです。

まとめ

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人工知能の原理や現在世界2位の囲碁棋士に勝ち越す事例などがたくさん出てきました。

その人工知能にはディープラーニングとビッグデータが保育士となって育てています。

人工知能の保育士はいつまでも人間がかかわるようにしていくべきと考えます。

人工知能はホーキング博士が予測・懸念するようにいずれ人間を超えるかもしれません。

しかしその時に備えて、人工知能が人間に協力するという目的を持たせる仕組みは大切です。

今後人工知能の得意分野と人間の能力が共存する社会の実現を期待したいと思います。

今回の記事はここまでです。
いかがだったでしょうか?

何かしら情報がお役に立てましたら嬉しく思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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